初々しさ

作品撮りのときは、いつも最低でも2時間はいただいてじっくり向き合うのですが──
この日は、たった10分の即興撮影でした。

撮らせていただいたのは、施設の関係者の姪御さん。
お仕事中にもかかわらず、快くモデルを引き受けてくださって感謝です。

場所の選定も、光の扱い、構図なんかも、正直「詰めが甘い…」と感じる部分は多々ありますが、
だからこそ逆に、自分にとってはすごく新鮮、というか若い頃の感覚が戻ってきました。
ドキドキしながら、同級生の女性にモデルをお願いしたあの頃。
無我夢中でシャッターを切っていた、あのときの気持ちがふとよみがえりました。

そこに写っていたのは、技術や構図ではなく、
とてもピュアな「心と心」の通い合いでした。

今まさに、自分の写真にとって大きな「転機」が訪れている──
そんな予感がしています。

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